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趣味の部屋

オーナー松村の趣味部屋です。

私の趣味部屋へようこそ。このページは私の車に対する愛を全面的に公開するページとなっています。
超スローなペースでしか更新しないと思いますが、たまに覗いてみてくださいませ~

Elcamino 再生記録

ここでは、自分が所有する1965年式シボレーエルカミーノの製作工程をみなさんに御紹介していこうと思っています。仕事の合間にコツコツ作業しているので中々進まないかもしれませんが、随時更新しながら進めて行きたいと思っておりますので、完成まで見てやって下さい。
目指すスタイルは、見える所には手をつけず見えないところをきっちり仕上げて普段の足として問題なく使えるようにたいと思っております。
パッと見、腐ったエルカミのようで実は…みたいなのを目標に頑張ります。(単純にボディを直すのが面倒なだけかも…)

Yahooオークションで引き上げてきたElcamino

引き上げてきた時の写真を撮り忘れ、すでに作業しかけてからの画像しかありませんがあしからず…まずはリフトアップして各部の状態をチェック。
リヤフェンダーの後ろは腐って穴が空いていました。この位なんてことはありません。むしろ今回のコンセプトにはあってます。
今回外装に手をつけずにおこうと思った理由の一つがこのボディのヤレ具合、まだらなサフの感じが結構いい雰囲気に思えたから。車体の下に見える黒い台は後にボディとフレームを切りはなした時にボディを乗せておくためのもの。

フロントからの図。フロントタイヤの細さが素敵です。個人的に好きなスタイル。このまま乗っても悪くないと思いますが、そのまま使うかはまだ未定…

完成してる車体を買ってくるのはすぐ乗れて楽ですが、こういう未完成車はこれからどういう風にもできるので、安く購入できる分、完成車を買って来るのと同じ費用をかけても好みのスタイル仕上げられると言う訳です。
(手間は掛かりますけどね…)            

40年以上いつも共に行動してきたボディとフレームは僕の手により離れ離れにされてしまいました。ボディマウント10箇所、ラジエターサポート2箇所、計12箇所のマウントでつながってたボディ達。
ノーマルのゴムブッシュはひび割れ等でボロボロ、ベッド下のマウントは2箇所程錆びてブラケット内のナットが共回りしてたので、切断して切り離しました。
A-BODYは簡単なフレーム構造ですねぇ。
クロスメンバーは前後1箇所づつのみ。車検証上は車両重量1990kgになってますが当時の資料によると3300lb(1500Kg程-'64年式)だったそうです。
そんな車体に325PS(V8-327)のエンジンを載せてたんだからかなりのスピードが出たと思います。

ホーシング側より見た図 こっちももちろんサクサクです。
こういうところはフレームオフしない限り綺麗にすることはできないので気合をいれて作業します。しかし汚いなぁ…
早い段階でどんな車にするかを決めて作業しないと後でなにかを付け忘れたり、余分なパーツを注文しすぎたり、無駄な時間が掛かったりという事になるので、最初がすごく肝心。
自分はまだ完璧にはできませんが常に心掛けながら作業しています。

フレームは全身こんがりサクサクに錆びておりますね。
この車は足回りをエアサスに変更してあったのでエアの配管が見えます。ブレーキは前後ドラム、マスターシリンダーは1系統のノンパワーなので現代の交通事情を考えると危険極まりないです。この辺はディスクブレーキにコンバージョンして安心、安全にドライブできる車にしようと思ってます。
古い並行輸入車だと規制も緩く、新規登録時もかなり楽なので助かります。

ちょっと見難いかもしれませんがすいません。
ホーシングを切り離してからメンバーにチェンブロを吊るして錆取り作業に入ります。地道にグラインダーに錆取りディスクの組み合わせですがフレームにディスクをあてた途端にすごい錆色の埃!呼吸をするのも嫌になる位で、すかさずフェイスマスク&防塵マスク&耳栓&タオルを首に巻いて完全防備で挑みますがやはりグラインダーでは効率が悪い……
かなり時間がかかります。

ちなみにこの日は元旦でした。

フレームを上下逆さまにして反対側もやります。
リヤのコイルブラケット辺りは複雑な構造なのでとても時間がかかりましたが気合で磨き上げます。
今回は普通にコイルサスで乗るのでエアバッグのブラケットもこの段階でカットし、コイルをセットできるようにしておきます。

そしてついに全ての錆を剥がし終えました。
剥がし残しはありません。

ここまで作業日数3日、この後寒さと疲れで風邪をこじらせたので、2~3日寝込みました…

そしてフレームに錆が発生する前に、メタルレディで表面をエッチングしておきます。ほんのり酸の臭いが漂ってちょっと臭いけど、上にPOR-15を塗るのでのりをよくするためにもかかせないですね。

POR-15を全体に塗り、完全に乾燥させます。
使った事のある方は知ってると思いますがこの塗料は刷毛で塗っても刷毛目が出ず、表面がつるつるに仕上がるので、その後の作業が楽で助かります。
上に塗るタイコートプライマーが水色なので塗り残し箇所がよくわかる様、黒で塗ります。

薄め液を規定の分量を入れてプライマーを割り、ガンで吹付けます。後から面出しの時に削ってしまうので、厚めに吹いておきます。
しかし最初と比べるとすっかり見違えちゃいましたねー。こういう作業は段々出来上がっていく工程を見れるので実感が沸いて楽しいです。

余談ですが画像を見てお分かりのようにうちの店は結構山の中にあります…

なかなかいい感じだけどまだまだ先は長いっす。

すいませーん やってしまいました。
色は塗ったんですけど、 嬉しさのあまり全体の写真を撮るのを忘れてましたんで この1枚のみ。 カラーは黒味の強いガンメタ、色はかかなり迷いましたけど、 とても満足しています。

まぁどうせボディ載せたら見えなくなっちゃうんですけどね…
ちなみにここはフロントのメンバー付近です。

順番が前後しますがホーシングも塗装するので分解剥離します。
こちらもフレームに負けずかなり香ばしいです。
化石でも出てきそうな勢い。

ほぼ剥離が完了した図。この後フレームと同じ様にPOR-15+プライマーを吹いて…

こうなります。 デフカバーとボルトはクロームの社外品、
(ペイントタイプよりも安い、でもすぐにサビてくると思う…)

両アクスルエンドとドライブピニオンのオイルシールもついでに交換しておきます。

こちらはフューエルタンク 全体にリブが入ってるのと軽いためにグラインダーを当てると動いてしまって作業し難かったです。

中を覗き込んでみても綺麗だったので外側だけを仕上げます。
タンクを揺するとなんだか音がするので取り出してみるとなぜかコーヒー豆が1粒でてきて、なんでこんなのが入ってるのか色々と想像しながらも作業を進めます。(でもなぜでしょう?)                           

タンクもこんな感じに仕上がります。

いつもそうですが車をばらすと部品を置く為の場所に困ります。
車3台分のスペースがいるようになると聞いたことがありますけど、 うちはそんなに広くありません。

早く店を拡張したい思う今日この頃…

お次は室内にかかりますがこちらもかなり手強そう。

40年物のボディの割には痛みは少ない様に思えますがどうでしょうか?

フロントウインドウは固定している接着剤がスカスカになって いて、モールを外した後室内側から割らないようにゆっくり押していったら簡単に外せました。

割ると入手が困難ですからラッキーでした。 
 

フロントウインドウのちょうどセンター下部です。

やはり雨漏りしてたんでしょう、錆の温床になってます。 小穴も数箇所空いており、また作業が増えました。 とにかく錆た箇所を直す事ばかりでうんざりしてきましたけど、 「ここで手を抜くと後で後悔する」と思い頑張ります。

この、幾重にも塗り重ねられた塗膜の層がこの車の歴史を 物語ります。

一番上の色はかなり青みの強い色なのがわかりますね。

そしてここもPOR-15+タイコートプライマーで処理。

このプライマーはあまり希釈せずに塗るのでちょっと濃く、 少し間を置くとガンがつまって綺麗に飛散しなくなるので、 もう少し薄めたいところですけど一応規定通りで塗ってます。

こちらはリヤガラス右下の角、パテがこんもり盛られていて取り外すと御覧の有様。

ここはもう少し大きくカットし、同じ形のピースを鉄板で作って溶接します。
外装はかまわないはずですけどこういう所は室内に雨漏りという悲劇をもたらすのできっちり処理しておきます。

こちらはブレーキ&パーキングブレーキペダル。 元はこんな香ばしい状態ですが…

ブラストをかけてこんなに綺麗になりました。初めて
掛けたときはあまりに楽しくて、1日中かけてた覚えがあります。

こういう複雑な形状をした部品の剥離ではブラストがベストだと
思いますね。欠点は、すぐに防錆処理しないとあっという間に錆びることでしょうか。                           

ステアリングシャフトASSY

構造がわからなくなると後で面倒なので構成をデジカメで保存。

組み立て方がわからなくなったり、外して置いたパーツがどこにいったかわからなくなるのが個人的に すごく嫌なのでこの辺りはしっかり管理しています。これらのパーツも剥離しサフを吹いておきます。

インナーフェンダーも剥離ます。
エルカミーノは'66年式からならリプロ品ですけど、新品が入手できますのでいっそ交換してしまうのも楽でいいかなと思います。

その他ボディパネルも 多数でてます。
それだけ本国ではまだまだ需要があるんでしょうね、うらやましいです。                           

そしてこちらは7分艶にフラットブラックで塗装。

「もう少しフラットにした方がよかったかな?」と後から ちょっぴり後悔…

先程紹介したペダル類、実はここのパーツは直すか迷ったんです。ちょっと面倒臭いなーって思っちゃって。

でもやってよかった、妥協すると後で必ず後悔しますからね。

こういう細かいところまでしっかりやっておくと気持ちがいい!愛着も増しますしね!p(^-^)q

ファイヤーウォールも剥離
ここの作業はグラインダーでは重くて効率が悪かったのでスナップオンのミニグラインダー&ロロックディスクで作業しました。

軽量コンパクトでディスクもよく削れ、大変満足のいく一品です。
その後使わない穴を埋め、パテで面出しをしてから…

サフを吹きます。

こちらのヒーターダクト達も…

サフを吹いて面出ししてから…

こうなります……


と言いたかったんですが、また写真を撮り忘れてまして完成写真がありません!
なのでファンハウジングのアップ画像で勘弁してください。凹み等はスポットパテで修正しておきます。

作業順序的には先にボディを仕上げてからフレーム に載せるべきだと思いますが都合により先に載せちゃいます。

アーム類には予めブッシュを組み込んでおいたので、それらをフレームに取り付けていきます。フロントがドラムですがまだディスクブレーキを頼んでいないため、とりあえず。

画像の位置が反対で醜いかもしれないですがコイルはHOTCHKIS 1インチダウン、ショックはカヤバショート、 ブッシュ類はエナジー、タイロッドアジャストスリーブは エーデル。
ダストブーツなどはブレーキを変更してから 一緒に取り付ける予定。
アッパー&ロアーアームはパウダーコート処理(他にもリヤのコントロールアーム全部、ドラムカバー&バックプレート、スウェイバー、前後バンパーステー、フューエルタンクストラップなどを処理)していて、飛び石などによる塗装の剥がれ、欠けは皆無!

リヤエンド廻り
フューエルタンクも予め取り付けて おきます。

しかしあれだけ錆だらけだったフレームが すっかり見違えるようになりました。頑張ってきたかいが あったというもんです。 最初にここまでやっておくと安心してドライブできますね。

今回は見送りましたがコントロールアームブレースは 必要に応じて後から追加するかもしれません、 結構効くらしいです。

ボディ搭載前のフレームです。 

ボディの耳にリフトパッドをかけて上げようとすると、 前後重量バランスが悪くフロントが浮き上がってしまったので室内に20リッターのオイル缶をいくつも乗せてバランスを 保ちます。
そして新品のマウントブッシュ、ボルトを使って ドッキング! フレームとボディの位置だしに時間が掛かるかと思ってましたが、やってみるとそうでもなく30分程で載りました。

下から眺めるとこんな感じ。 うーん…イイ、とにかくイイ!

せっかく綺麗にしたのに見えないのが更にイイ!!                           

ボディを載せてから気が抜けてしまい、しばらく 放置してましたが突然やる気が復活!

作業を再開することにしました。お次はインテリアに 色入れるため、準備にとりかかります。

いつもそうですけど自分にとって塗装する時は 一大イベントなので当日あたふたしないように前夜 から何度も各部の確認をしておきます。

他に塗料が飛ばないようにしっかりマスキングし、エアで埃を飛ばしてシンナーで脱脂します。
手の届きにくいところから進めて行き、最後にフロアを拭き取るようにしました。

この日は朝から天気がよく、塗装にも気合が入ります。                           

そして頑張って塗装した結果こんな素晴らしいインテリアに大変身!色はオリジナル塗装の部分を見つけ出し、それを元に調色してもらったものです。

クリヤーにフラットを混ぜ、ツヤをおさえてあるので派手すぎず自分としては大満足。                           

塗装って手軽に車のイメージをかえられていいですね。  あのボロがこんな素敵な美人さんに…

バックパネルも御覧のとおり!

そしてまたしばらくの間やる気が起きなかったのですが、せっかく塗装した車内がほこりで汚れてしまうのに我慢できなくなり再開することにしました。
まずは前後のガラスを取付ます。
アメ車のガラスはボンド留めで、ボディとガラスの隙間をステンレスモールで隠す構造になっており、このモールを留めるクリップも新品で調達しておいたのでスムーズに事は進みました。

リヤも同様に行います。しかしリヤは右のピラーをぶつけた形跡があり、ガラスとモールがしっくり付きませんでした。(しかし何とか固定)

ちなみにこのリヤガラスが (元のガラスにどうやら過去にこの車を売ったお店の名前がエッチングしてあり消せなかったので)気に入らなかったので新しく製作しました。
でも費用の方は平面ガラスだったので安くできました。

天井のライナーは生地が入手できるので貼り付けます。(多少色は違いますが…)

リヤガラスの淵にある黒いインナーモールも新品でチャーター。こういうなんでもないパーツが手に入る、入らないで仕上がりに大きな差がでると思います。
国産旧車ではこうはいかないでしょう。(国産をいじってた頃はだいぶ泣かされた…) 

たまには違う事もしようかなーと思い、簡単な作業をすることにしてみました。
これはテールランプのインナーレンズなんですけど、電球の熱で溶けちゃっていたので新品に交換することにします。

こちらと交換します。インナーレンズは$30程、箱の上に載ってるのはライセンスランプで$27程でチャーター。

ライセンスランプは最近の車種に使われてるのと同じ物のようで少しがっかり…(レンズもプラスチック製でショボイ)

余談ですがこのインナーレンズが1セット余っていますので欲しい方がいたらSaleの方で確認してみて下さい。                           

バックアップレンズも無残な状態だったのでチェンジ!

これらのパーツを交換したことによりボロさが若干鈍ってしまいますが、安全に関わる部分はちゃんとしておきたいと思うので… (着色してない電球を使ってるクリヤーテールとかすごく危険だと思います。) 

いままでメーターは主にオートメーターを使っていたんですけど、ワンパターンだし今回のコンセプトにはあわないと思ったので、「ダコタデジタル」のエルカミ用を使ってみることにします。

メーターの数を増やすと場所を取っちゃうし、作る車の方向性によっては似合わない場合もあるし…

見にくいですがこんな感じで3つのディスプレイにタコ、スピード、オド、水温、油圧、燃料、電圧が表示されます。(タコとスピードにはバーグラフが付いててイイ感じ♪)

各センサーは電気式で、情報も配線でユニットまでひっぱってこれるので取り回しの自由も利くのが利点。逆に短所は電圧がちゃんと確保できていなかったり、配線がしっかりできてないと数値が正確じゃなくなるっていうこと!

コントロールユニットを暫定的に取付けてみた図。

パーツを取付ける時、ちゃんとステーを製作した方が見た目にも機能的にもグッド!でも毎回パーツを付けるときは、いかにスマートに取付けるかで悩みます。しかし散々苦労して取付けたのに、出来上がりを見ても別になんとも思わないのがホントに不思議(涙)

その点、トヨタ車は各所がよく考えこまれて作られてるのを普段の作業中に感じます。整備性も良いですし個人的には好きです(普通に足として車を使う場合に限る)                           

今回エルカミにはこいつ、ZZ4を載せてみます。

まぁいろんな意味でもっともベーシックなエンジンじゃないでしょうか?これを採用した理由は、

① 一度できあいのエンジンを使ってみたかった。
② 本当はZZ383が欲しかったがコスト面で断念した。
③ 自分でパーツをチョイスして組むより安かった。

つまり、金もなく面倒だった訳です。
安い理由も「Made In MEXICO」で納得…。

「ここにはこのパーツを使いたい!」という理想はたくさんあるんですけど限られた予算のなかでは妥協せざるを得ない場面もでてきます。

ヘッダースもペイントだと必ずサビるので一度セラミックコートのを使ってみたかったんですけど前述の理由により、やっぱりペイント製。(それでも$400以上、にしても国産車用なんかと比べると激安!)
 
プラグワイヤーは個人的な好みでアンダーヘッダー。 

ZZ4はコンプレッションも若干高く、フルレングスのヘッダーを使うので干渉をふせぐためにコンパクトでハイトルクなスターターモーターを使います。
こいつはブラケットとボディが分離でき、ボルトの取付位置を変えることにより角度を調節できるので多分付くだろうとの憶測のもとに購入。

ここのところずっとプーリー周りをどうするかで悩んでたんですがサーペンタインにしたかったのとMARCHなどの社外品は結構高いんで純正流用を考えてたのです が、'96UP用のを試しに解体屋でもらってきてあてがってみた所、オルタネーター側ブラケットのボルト穴変更のみでいけそうだったのでヘッドにタップを切って固定。

ACレス用プーリー&ベルト&ウォーターポンププーリー&P/Sポンプが調達きたら仕上げて本付けします。

ATクーラー用の配管をアルミパイプで作ります。 後は返しとステーをつけて完成。

そして純正の様にオイルパン横を通すつもりです。 (場所わかります?)

今回は燃料をメカポンで送るので、ポンプまでの燃料ライ ンも作らなければならないんですけどATのラインに沿わせ るか、全く別で取り回すかを目下思案中…
ヘッダースのおかげで取り回しの自由度がかなりダウンしてしまいましたがしょうがないですね。
ちなみに以前紹介したスターターは素直に付かず、結局シリンダーブロックを削るはめになりました(笑)

お久しぶりです(スイマセン…) やっと正月休みを利用して作業を再開しました。当初の 予定だと年内に出来上がる予定だったんですけど、 「どこがっ?」てくらいに進んでません。

まぁとりあえずパワステポンプやウォーターポンププーリー を取り付けてやっとベルト周りが形になりました。
この後もう一度バラして各パーツを綺麗にしたりしながら 細かい部分を見直していきます。

まだ塗ってなかったボンネット裏、コアサポ、ラッチ周りも やっと、やっと塗りました。
店に来た方はご存知かと思いますがデカイボンネットが事 務所にずーっとたてかけてあって非常に迷惑だったと思い ます。
ようやく車体に取り付ける準備ができたので早め に取り付けるようにします(置く所がないのでまた事務所に 置いときますけど)

反対側のドアも塗りました(なんとまだ塗ってなかった) このあたりは下準備を一度にやらなかったので二度手間 になっちゃいましたがしょうがないです。

作業が進むたびに「早く完成させて乗りたい」 という気 持ちが高ぶってきて、1つ終わると次も頑張ろうと思えます

「あー、1ヶ月位仕事休んで作業進めてぇぇぇぇ!」

前述のATクーラーはこんな具合で固定

こんな部品を作るのに半日もかかってしまい、毎度の事ながらもう少し早くできんものかと自分を責めてしまう今日この頃…

フューエルホースはヘッダー付近を通るので耐熱布を巻いときました。配管はこんな具合。

わかりにくいですけど後ろから見るとこんな感じですねー

黒いホース2本がATクーラーへ、その裏にちょっぴり 見えるのがフューエル。この付近はEXチューブが近いので好きじゃないけどホウタイでも巻いときます。
コンバーターカバーはナシが好きなんでポイ。

こんな部品を作ってみました。

3つあるプレートみたいな のがとある部品を固定したり、補強のためのれっきとした パーツ  シャフトみたいなのがATのセレクターシャフトにつながる 部分で、中央部がストレートだったんですがシフターを動かすとヘッダーに当る為、シャフト1本分オフセットさせてかわします。溶接してビードを削り、面を整えるとまるで 最初からこういう部品だったかのような仕上がりで我ながら よくやったもんだとほめてあげます。 

先程の加工した部品達も他の部品とまとめて半ツヤ ブラックにてパウダー加工します。    ところでこのエルカミ、仕事として受けたら完成させるのに一体いくらかかるんでしょう?
今の所パーツ&材料代等 だけで楽に150万超えてます。

これにボディの仕上げと 工賃を含めたら……


500万??


・・・死ぬ気でやらせていただきます(笑)

オルタネータ&パワステブラケットもサンドブラスト処理を施して仕上げました。

やっぱブラストは楽&早い&綺麗の三拍子揃ってていいです。

ブラケットのA/Cが取り付く部分の後ろ側がちょうどバルブカバーにかぶさる感じで出っ張ってるので、後の整備性も考慮してカットします。
このエルカミのバルブカバーは純正よりも若干背が高いタイプをつけてるのでカットしておかないとカバーをスムーズに外せないと思いまして、どうせ今回は付けないんでA/Cコンプレッサーのマウント穴付近全部カットしようか迷ったんですけど、どういう感じでカットしたらいいかなーと考えてるうちにわかんなくなって来たんで後ろ側カットのみでGO!GO!だ

My Sweet El caminoちゃんのお時間です

今回はなんとリフトにあげて作業できるんで、下回りの 作業を中心に取り掛かることにします(喜)。
という事でマフラーをつくります。
ストレート、曲げ材各種、 フランジなど、材料は全てスチール製。個人的にステンレスは規格モノのパイプを使う限り厚くて 重くなってしまうからあまり好きじゃないんです。
後、パイプ同士をつなぐ時のUクランプ、あれも後で外そ うとする時に苦労するんで全てフランジで結合します。

今回は各バンクごとにそれぞれ後ろまで持って行き、 Hパイプで途中をつなげるプランで行こうと思います。

片側を作るのは容易いんですけど、2本だと左右の角度とか位置を揃えたりしないといけないので若干手間。

使ったヘッダーはコレクター部分からまっすぐに後ろへ持っていけなかった(メンバーにあたる)ので微妙にかわして、そこからストレートに持って行きました。

FLOWMASTERを出てすぐ、アクスル前がエンドです                           

わりと画像が飛び飛びな気がしますが…(汗) Hパイプ部分です。

パイプのどてっぱらにつくようにまーるく カットします。ノッチャーなど持ってないので、じみーに削ってはあてが って確認、の繰り返し… 

こんな感じで90°につけます

手加工だとなかなか直角が出ないんですよねー。

んで 真ん中にフランジをつけて仮付けしてみます。


「結構いい感じ♪」 

その後、本付けし、フラットブラックでペイントすれば完成!

本溶接時に少し歪みがでちゃいましたが、まぁ自分的には 90点の出来。 車体に取り付けた画像を撮る前にリフトから降ろしちゃった のでペイント中のしかないのがたまにキズですが… (悲)

作業中に一度手を止めてカメラを向けるっていうのが、 どうも苦手なもんで 勘弁あそばせっ♪

次はこのボロいオルタネーターをリペアすることにします。
汚いボディーを綺麗にするのがメインの目的ですが、プーリーを回すと若干異音もするし、せっかくなんで中身も 交換することにしました。

このオルタはCS130Dというタイプでわりと新しい車種に搭載されてる105Aのものです。僕のエルカミには必要充分なアンペア数でしょう。

こいつはリペアキットが市販されていますのでそれを使ってオーバーホールします。

じゃあさっそく作業に取り掛かりましょう♪

まず、裏についてるカバーを取り外して…ハンダ付けされてる端子部分を3箇所(見難いですが赤丸 の所)&レクティファイアー、レギュュレター固定ボルト4本を 抜けばゴソっと取れます。ボディとの間にグリスが塗ってあり ますが、これも綺麗に拭き取っておきます。

そしてブラシホルダー、プーリーなどもどんどん外していきます。

これがリペアキットの全貌です。

レギュレータ、レクティファイアー、ベアリング×2、ブラシホルダー
 
案の定リヤ側のベアリング(小さい方)は音がゴロゴロ
いってました。結構よくいかれるようです
もともとついてたベアリングは信頼のNTN製品でしたが、
キット物ベアリングは嫌いな

「Made in China」の文字が… 

「やっぱり社外リペアキットだな」 と思った瞬間。

ケースはブラスト、プーリーはペイントしてベアリングをローターに圧入したらどんどん組み立てていきます。

端子もしっかりかしめてハンダづけ&ボルトで固定し、プーリーも締め付けたら、 できあがりでございます

リペアキットは1万円位、手間代0円、 社外の完成品が2万もしないプライスで売ってるので値段だけで考えたらそっちを使おうか迷いましたが、

「エコロジーに直して使うことに意義がある!」 

てなもんで余った金は他にまわす事にしまして終了です。                           

途中の画像全く無しですが(汗)ラジエターもマウントして みました。

決してポン付けではありません、苦労のかたまりです。
ラジエターに対してコアサポが垂直でないため 傾けてあるので隙間がどうしてもできます。故にスポンジ テープで目張りしてあります。

ファンシュラウドもつくります。

機械式ファンはうるさいし、なにより点火時期などを見るとき にコワイんで、電動です。コアに直付けが楽なんですが 今回は手間掛けてみました。
1.5mmアルミ板を採寸して友達の会社でベンダーでハコに 曲げてもらいます。4箇所ある丸いのはファン固定用のナッター

こんな感じでファンの径に合わせて真ん中を抜きます。

真円に抜いてしまうと強度不足になりそうだったので端を一部残して剛性確保。これくらいなら冷却になんの影響もないし。

この時点ではまだ表面保護のためのビニールがついてます。                 

これはまだ中を抜く前にファンを置いてみた図

こんな感じで収まります。

全ての準備が整ったらビニールを剥がして角の4箇所をTIG溶接したら完成。

作業も終盤になると紹介するようなネタも無い(爆)
組み付けばっかなのでわざわざ写真撮る様なことでもないし…

でもこんなんも作ってたので一応御紹介。

助手席足元にリレー&ヒューズボックスをマウント、これで電装関係の信頼度アップ。後は見えんようにカバーでもつけときましょ!

もうちょいスマートにしたかったですが妥協しました(するなよ)

んでも古い欧州車よりはかなりましなまとまり具合だと思います

今回の目玉アイテムの一つでもあるダコタのメーター、 こんな風に表示されます。

「メッチャカッコいいやん!!!」

単位も日本のに変更できるので使い勝手もよし!
てゆーか壊れたらメンドーだよな
こういうの壊れそうだしな…

もともとついてたこのばっちぃシートも…

古いシートスキンを引っぺがし、ニューなスキンに張替えます!

しかしこれが意外と力仕事で大変で涼しい日だったにも関わらず汗だくの露だく。 
本来ベース固定するのはRING HOG、通称オームリングでするのですが、急遽思いつきで作業を始めちゃったために、用意してなくてタイラップ留め。
スプリングも何箇所か折れてたので溶接して補修。しかしここのメーカーのスキンは出来がいい!バッチリ合う。

それにしてもすごい色です(笑)

んで張り替えたシートはさっそく取り付けちゃいます。

いーじゃんいーじゃん非常にいーじゃん(^о^)

外はボロボロのサビサビなのに♪
この後残りのシートバックも張り替えて完成でし!

この勢いで一気にドアトリムも仕上げちゃいます。

まずは防水シートをブチルで固定して…
(ちなみにこのエルカミもサニトラのようにドアのサービスホールにフタ+キーレス仕様)

ドアにクリップを取り付けるためのプラグを差込み、画像のクリップをトリムに挟み込んで固定するのですが、どうみても 強度不足で後から絶対剥がれてきそうな気がしたんで ガラスマット+エポキシボンドのコンビネーションで補強しときました。

これでいつかトリムを外す時がきてもバッチリでしょう!

てなわけでひとまずインテリアはほぼ完成しました

・・・・・が!

なんか色は派手だけど、雰囲気は地味って感じしません?
2トーンも考えたけどこの色に合う2トーンがわからん…

結局答えはでぬままもう後戻りできず、する気もなくで、これでよしってことで(笑)

後はステアリングとルームミラー、スピーカーをどうするかまだ考え中につき、登録する時までには決めときたいとこ。                           

さて、かなり飛びましたが大方完成し各部の点検などを入念に済ませたら登録に向けて書類等のチェックをして準備します。

すんなりいくか心配ですがやれるだけのことはやったので大丈夫でしょう。心配どころは

①排ガスの数値がでるか(かなり目が痛い)
②職権打刻が塗装で半分埋まってて確認が微妙
③パーキングブレーキが超甘い(全部NEWPARTSなのに)
④その他ここでは書けないインチキ箇所がいくつか…

まぁ頑張ってきますわ

今日は6月4日、前日酒飲んで腹の具合が悪くまずは陸運局にてトイレタイム…

それからテスター屋に行って調整してもらいます。
案の定パーキングの数値が足りん。フルパワーでなんとかって感じでオッケー、排ガスは意外にちょっと絞ったら範囲内に収まりました。他は特に問題なしでもう半分位はもらったなって感じです。

エルカミはテスター屋の兄ちゃんには好評で

「こういうノリ好きよ~」 だってさ。 

「そーだろそーだろ、そういうノリで作ったんだからな~」

さてさてそれでは本番

ラインに並ぶ前に話のわかる検査員がいるコースを確認 してそこに並びます。(やな奴だとなにかとケチつける)

まずは保安基準。この年式(昭和でいうと40年)は
①サイドのウインカー
②ハザード
③ウォッシャー
④シートベルト全席 はいりません。
他にバックランプ、シフトパターン表示、ヘッドレストもいらんそうな。職権打刻も わかるから大丈夫ってことであまりいろいろみられることも無くハンコをもらい コースへ入ります。1回目、やはりパーキングブレーキで×が。でも2回目でOK んで無事ラインはオッケーでそのまま諸元の変更があるため測定コースへ。

午前の部はタイムアウトとなってしまったため昼イチで書類提出、税金申告、ナンバー交付しお約束の封印取り付けシーンってか?

じつの所「1回位落ちてもしょうがない」な気持ちで来てたのですんなり行き過ぎて拍子抜け。でもそれだけしっかり作りこんできたために1発で受かったんだと思います。

この後タバコを一服し、帰路につきました。

そんなこんなで車両を購入してから3年半、ついにエルカミが路上に復帰することに相成りました。仕事の合間をぬっての作業だったので こんなに掛かってしまいましたがつきっきりでやればせいぜい半年位じゃないでしょうかね?なにせ外装そのまんまですから…

いろいろありましたが、ちゃんと完成までこぎつけたのも自分一人の力ではありません。周りには協力してくださった方々の力がたくさんあります。
この場を借りてお礼申し上げます。m(_ _)m
ひとまず趣味の部屋はこれにて完結とさせていただきますが今後のエルカミはブログの方で紹介させていただきます。なにせこれで終わりではないですから

最後に、しっかり手を掛けたアメ車はさほどトラブルは出ないと思います。確かにそれなりにはお金はかかりますし、トラブル出ないっていっても
現行国産車の様にはいきません。今回車を1台作るにあたってつくづく実感したのは、「量産車のクオリティは素晴らしい」ってことです。
あれくらいの車両価格でせいぜい消耗品を交換するだけでラクーに10年以上乗れてしまう。みなさん自動車メーカーに感謝ですよ、ホント…
自分も昔はある一部分のパフォーマンスのために、他を犠牲にするっていう車を作ってましたが、最近はやはりストリートでのことを考え、普段乗りに充分使えて、しかも踏めばソコソコ速いっていう考えに変わってきました。(歳のせい?) 後は維持費ですね、エルカミは自動車税年額8000円です。

もしこのHPを観てこういう車に興味が沸いた方、相談、質問などあればわかる範囲でお答えしますのでなんなりとどうぞ。

そのうち第二弾マシンも作りますのでまたその時はこうして紹介させていただきます。

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